5月18日(水)「さきたま杯はニホンピロサートの差し切り勝ち」ほか [全国競馬情報]
2005/05/18(水) 17:35


●●さきたま杯(浦和)はニホンピロサートの差し切り勝ち●●
 
 統一ダートグレード(GIII)第9回さきたま杯(1着賞金3000万円、ダート1400)は、浦和競馬場にストロングブラッドが出走を取り消して11頭で行われ、単勝1番人気のニホンピロサート(JRA栗東・目野哲也厩舎、小牧太騎乗)がゴール寸前で逃げ粘るブルーローレンスを捉えてダート重賞4勝目を挙げた。
 
 レースは的場騎乗のブルーローレンスが内枠を利して先手を取り、転入緒戦のナムラビッグタイムが2番手、ディバインシルバーが3番手を進む流れ。3コーナー手前から各馬が動き、早めに2番手集団に上がった中団やや後方待機のニホンピロサートが一旦は2番手以下を突き放したブルーローレンスをゴール寸前で捉えた。後方から3番手を進んだトーシンブリザードが内からしぶとく伸びて3着に入り、最後方からレースを進めた交流重賞2戦連続2着の2番人気ノボトゥルーは直線で追い上げたが4着、去年の覇者ロッキーアピールは10着だった。

 勝ったニホンピロサートは父スターオブコジーン、母ニホンピロポリーナ(その父ニホンピロウイナー)の牡7歳馬。一昨年1月ののガーネットステークス、去年6月のプロキオンステークス、8月に佐賀で行われたサマーチャンピオンに続いての重賞勝ち。通算成績は37戦12勝。
 去年は9月に行われたさきたま杯ではロッキーアピール、ストロングブラッド、ノボトゥルーに続いての4着だった。



●レース後の関係者のコメントは以下の通り。

1着ニホンピロサート(小牧太騎手)
「道中は外目を回り過ぎているとは思ったけど、無理に下げず流れに逆らわずに行った。馬の出来は良かったし、自信を持って騎乗しました。すごく相性のいい馬だし、何とか勝てる事が出来てホッとしてます」

 〃      (目野調教師)
「力は持っていると思ったし、正攻法での競馬をしてもらった。ゲートもうまく出たし、流れに乗ってくれれば何とかなると思っていた。もう年だし、馬の状態に合わせて使っていきたい。次は阪神のプロキオンSになるかも」

2着ブルーローレンス(的場騎手)
「スタートも良かったし、積極的に行って正解だった。直線中ほどでは、勝ったと思ったけどね」

3着トーシンブリザード(石崎隆之騎手)
「まあ、こんなもんじゃないの。100パーセントの状態でもないしね」

7着ヨシノイチバンボシ(吉田稔騎手)
「状態は悪く無かったけど、3コーナーで前の馬が下がってきて邪魔になったのと、コースも合わなかったのかも」

(取材:木和田篤)



●●2歳戦の結果●●

 札幌競馬場ではJRA認定の2歳の競走が2レース行われた。

★第3レースに行われたJRA認定の折り返しの新馬戦(デビュー2戦目の馬による競走)ルーキーチャレンジ(1着賞金150万円、ダート1000、8頭)は、1番人気のフュノンガルウ(米川昇厩舎、渋谷裕喜騎乗)が2着に5馬身の差をつけ、1分2秒8で勝った。
 フュノンガルウは門別サンシャイン牧場生産、父フィガロ、母パーシャンスポットの牡馬。10日のデビュー戦では12頭中3着だった。
 19997年の朝日杯でグラスワンダーの3着の実績のあった父フィガロ(父フューチャストーム)はその後脚部不安と闘いながらレース復帰を目指したが、結局3歳(現2歳)時の3戦2勝のまま2001年11月に引退。今年の2歳世代が最初の産駒。少ない産駒の中から早速勝ち馬を出した。

★第4レースに行われたJRA認定の新馬戦フレッシュチャレンジ(1着賞金200万円、ダート1000、9頭)は、7番人気のドリームドアバード(伊藤隆志厩舎、川島洋人騎乗)が1分3秒3のタイムで勝った。
 ドリームドアバードは父シャンハイ、母アジェストビート(その父無礼ヴェストローマン)の牝馬。浦河の浦河育成牧場の生産。


●●交流競走の結果●●

★ホッカイドウ競馬札幌競馬場(雨、やや重)ではJRA所属馬との交流競走が3レース行われた。

◎第6レースに行われたJRA3歳未勝利馬と3歳3−1組との交流戦中島公園と区別(1着賞金50万円=JRA所属馬は300万円、ダート1000)は、地元のカリスローラーが2着に3馬身の差を付けて勝ち、地元勢が掲示板を独占。

◎第7レースに行われたJRA3歳未勝利馬と3歳3−1組の交流戦西岡公園特別(1着賞金50万円=JRA所属馬は300万円、ダート1700)は、7番人気のJRAの牝馬ホッカイラブリーが勝ち馬連2万円台、馬単7万円台、3連単は50万円を超える波乱となった。

◎第8レースに行われたJRA500万条件馬と地元B1−1組の交流戦創成川特別(1着賞金80万円=JRA所属馬は500万円、ダート1700)は、地元のナインティプルーフが2着に6馬身差を付けて勝った。

★園田競馬場ではJRA500万条件馬との交流戦円山川特別(1着賞金180万円=JRA所属馬は500万円、ダート1400)が12頭で行われ、地元のリネンメインが2着に3馬身半の差を付けて快勝している。


●●その他、注目レースの結果●●

★札幌競馬場で行われたオープン戦日本軽種馬登録協会特別(1着賞金80万円、ダート1700、11頭)は1番人気のバンケーティング(桑原義光厩舎、五十嵐冬樹騎乗)が勝ち、岩手から転入後2連勝を飾った。
 バンケーティングは父アジュディケーティング、母リバーガーネット(その父ミルジョージ)の牡7歳馬。2001年には重賞2勝後に7月に行われた岩手のダービー不来方賞を勝ち、9月の交流GIダービーグランプリでもムガムチュウの3着と健闘、10月に新潟で行われた東北ダービーから3連勝で翌年1月の岩手のグランプリレース桐花賞を制した。
 2002年秋から南関東に移籍していたが9戦して勝ち星に恵まれず、昨シーズンは岩手に戻って8戦1勝。今年からホッカイドウ競馬に転入して4月のミラクルアドマイヤ賞を勝ってこのレースに臨んでいた。今後は2002年11月の北上川大賞典以来の重賞制覇に期待がかかる。

★笠松競馬場で行われたオープン戦東海クラウン(1着賞金100万円、ダート1600)は3番人気のフジノテンビーが勝ち、デビュー以来通算11勝目。3歳(現在の表記では2歳)時の2000年には安藤勝巳騎手とのコンビでJRAのデイリー杯3歳ステークスを勝つなど大活躍。JRAに移籍してのNHKマイルカップこそ8着だったが、ダートのユニコーンステークスでは2着と健闘。船橋の川島厩舎に移ってからも重賞の報知オールスターカップを勝つなど活躍を続け、昨年夏から再び笠松に戻って戦歴を重ねている。
 このレース、JRAから転入後2連勝で1番人気に推されたゼンノサンタアニタが2着。高崎から人馬とも移籍した川嶋弘吉調教師の秘蔵っ子タイガーロータリーが3着に入っている。

★荒尾競馬場で行われたオープン戦エメラルドカップ(1着賞金55万円、ダート1400)は1番人気のトウショウゼウスが人気に応えて逃げ切った。
 トウショウゼウスは宇都宮競馬所属で北関東皐月賞など重賞10勝を挙げていたが、宇都宮競馬廃止に伴い、荒尾競馬に移籍。今回が転入緒戦だった。通算成績は51戦24勝(うちJRA2戦0勝)。


●●マリーンカップ(GIII、6月1日、船橋)出走予定馬●●

 6月1日に船橋競馬場で行われる統一ダートグレード競走(GIII、1着賞金3000万円、ダート1600、フルゲート14頭)の出走予定馬(18日現在)は以下のとおり。(馬名後のカッコ内は予定騎手)

<JRA所属=原則4頭>
 オルレアン
 グラップユアハート
 ソーアラート
 レマーズガール (武豊)
(補欠=繰り上がり順)
 トーセンジョウオー(蛯名正義)
 クリスタルヴィオレ
 オメガグレイス

<南関東以外の地方競馬所属=原則3頭>
 ダイショウクイーン(名古屋)
 ラブグレース(笠松)
 レイナワルツ(名古屋)
(補欠)
 エイシンアザレア(笠松)
 スズランマック(笠松)

<南関東所属=原則7頭>
 ジーナフォンテン(船橋)
 ジターナフォンテン(船橋)
 プルザトリガー(船橋)
 コウエイソフィア(大井)
 ブルーロバリー(川崎)
 オルターネイティヴ(川崎)
 エターナルハピネス(川崎)
 クラマサライデン(川崎)
 カネマサヴィーナス(川崎)

(地方競馬全国協会発表による)